コロナウイルスの影響で常識が常識でなくなってしまった状況。
そんな中2021年度に大学受験を迎える受験生は本当に振り回されていて大変だと思います。
そんな受験生に向けて、いま現在分かっている大学入試のことを書いていきます。
大学共通テスト
大学共通テストは現在(2020年7月)のところ、当初の予定通り
・2021年1月16,17日(第1日程)
・2021年1月30,31日(第2日程)
です。しかし志願者が疾病などで受験できなかった場合に備えて
・2021年2月13日,14日(特例追試験)
となっています。ただしコロナウイルス感染者が爆発的に増加した場合は改めて対応するとのことです。今後の動向に要注意です。
大学の個別入試(国立大学)
国立大学は新型コロナウイルスの影響を考慮して2021年度国立大学2次試験は次の日程で行われます。
・前期日程 2月25日以降
・後期日程 3月12日以降
新型コロナウイルス感染症などに罹患した入学志願者の受験機会を確保するため、3月22日をその試験第1日として「前期日程」「後期日程」の追試験を行うとのことです。
大学の個別入試(私立大学)
2月1日から3月25日までの間に行われる見通しです。ただし文部科学省は
・追試験の設定
・追加の受験料を徴収せずに、別日程への受験の振替
のいずれかを大学側に講じるように求めています。
ただし各大学ごとに対応が異なる場合があるので今後の動向に要注意です。
総合型選抜(旧AO入試)
出願期間は例年より2週間遅れの9月15日以降となっています。
部活の実績などを大学にアピールしようとしていた学生にとって大きな痛手となった部活動の大会の中止、学校行事の中止などを踏まえ、大学に提出する推薦書や志望理由書にこうした実績がコロナの影響で書けなくなった受験生に配慮するように文部科学省が高校に求めています。出席日数や課外活動の減少にも配慮が行われるようです。
大学に提出する調査書も同様に休校のせいで評定がつかなかったり、出場予定だった大会が中止になったりした場合はそのことを記載できるようにし、そうした場合に大学が不利に扱わないように求められています。
出題範囲

国立大学の場合
国立大学協会は出題範囲などの配慮については「入学志願者が不利にならないように必要な措置を最大限講じる」よう求めています。
しかし最終的な出題範囲の決定は各大学ごとに委ねられており、各大学はこれらの措置について7月末までに公表することになっています。
今後の動向に要注意です!
私立大学の場合
文部科学省は各大学に対し、長期休校で学習が遅れた高3生のために高校3年生で習うことの多い科目(数学III、物理、化学、生物、地学、世界史B、日本史B、地理B、倫理、政治・経済など)での選択問題の設定、教科書で「発展的な学習内容」と記載している内容から出題しないようにすることを求めています。
特定の分野から全く出題されないということは今のところ無いので、油断せず勉強する必要があります!
状況がどうであれ勉強するしかない
受験生の皆さんは不安ですよね。でも自分が不安で苦しいときって、周りも同様に不安で苦しいんです。
そこを乗り越えれた受験生が最終的に勝ちます。今は苦しい時期。そしてまだまだ苦しい時期が続くでしょう。
でも自分だけが苦しいわけじゃない。みんな苦しい。最後まであきらめず戦い抜け。