こんにちは、Kouです。
「逆転合格なんて無理」
「逆転合格は甘くない」
と考えている受験生も多くいると思います。
私も受験生時代の頃はそう考えていたのですが、勉強していくうちに

あれ?意外といけるんじゃね?
と考えるようになっていきました。
結果、高3の夏まで全科目偏差値30だった私が、中央大学と法政大学に合格。
受験を終えて、当時のことを振り返ればやはり逆転合格は高い確率で可能であると思います。

MARCH下位しか受かってないのかよ!俺は早慶とか上位国公立目指してんだよ
というツッコミが入れられそうですが(笑)、
私自身、現在大手塾業界の最前線で働いており、様々な生徒を見てきたうえでこの記事を書いているのである程度の信ぴょう性はあります。
今回は逆転合格が可能な理由と、逆転合格をする手順について書いていこうと思います。
E判定は気にしてはならない
まずは判定について書こうと思います。

うわっ…また志望校E判定じゃん。もうどうすればいいんだろう
模試の結果が返ってくるたびに萎える、私もかつてはそうでした。
みんなは模試の結果を見せ合っているのに、自分の成績が恥ずかしいから誰とも喋れない。
そんな状況が続きました。
しかしよくよく調べてみると、次のことに気が付きました。
・センター試験(共通テスト)の問題形式で私立大学の判定はあてにならない
・国公立志望でもD判定に近ければ、とても好成績
ということです。
まず、センター試験(共通テスト)の問題形式で私立大学の判定はあてにならないについて。
センター試験(共通テスト)の問題形式で私立大学の判定はあてにならない
多くの私立大学では、それぞれの大学ごとで独自の個別入試を実施し、そこで合格点を取れればセンター試験(共通テスト)の点数は関係ありません。
※青山学院大学はほぼすべての学部で共通テストが必要なので注意!
つまり、センター試験型の問題で私立大学の判定を出されても、意味がないわけです。
どういうことかというと、センター試験型の問題が苦手・不向きな受験生でも、〇〇大学の問題は解きやすいということが多々起きるからです。
実際私はセンター試験が本当に苦手で、結局センター試験はほぼ捨てる形になりました。
それでも、中央大学と法政大学の個別入試はしっかり解けて、合格を勝ち取りました。
繰り返しになりますが、センター試験型(共通テスト型)の模試での私大判定はほぼ役に立ちません。
ただし、早大・慶大オープン模試などの一つの大学の専用模試での判定はかなり重要になります。
なぜなら、問題形式が個別入試と同じでライバルのレベルも本番に近いから。
また、共通テスト利用入試を検討している方や、国公立大学を志望している場合は判定はそこそこ重要な指標になります。
国公立志望でも、D判定に近ければとても好成績
突然ですが、E判定って何割の人が喰らっていると思いますか?
実は受験生の5~6割はE判定を喰らっているのです。

そんなわけあるかよ!A,B,C,D、E判定ってあるんだから、それぞれ20%ずつだろ。E判定は下位20%に決まってんだろ!
それが実は違うんですね。実際に計算した方によると5~6割の受験生がE判定を喰らっているわけです。実際に計算している方はこちら
だから国公立志望でE判定だったとしても、あまり落ち込む必要はないです(私立も同じ)。
さらに言えばD判定に近いE判定なら過半数より上というレベル。
D判定が出たら十分、E判定でもD判定に近ければ十分合格圏内ということです。
現役生は成績が突如として伸びる
現役生は成績が伸びやすいというのは聞いたことがあるかと思います。
それは事実で、特に過去問演習に入り始める秋ぐらいから伸びる受験生もいれば、
本当に入試本番直前でめっちゃ伸びる受験生もいます。
現役生は突如として一気に伸びることが多く、しかもその自分の成長に気付いていない受験生が多い気がします。
センター試験型の模試では、向き不向きがあるので自分の実力が上がっているのか分からずに、判定を見て自分の実力を過小評価して志望校を下げてしまうという受験生もいます。
浪人生は緩やかに伸び続けますが、現役生の突然の覚醒で一気に抜かすことは多々あります。
現役生の強みは「当然の覚醒」
突然の覚醒をするには、やはり勉強し続けるしかありません。
努力をし続けて実力は自ずとついてくることを肝に銘じてください。
私立大学は逆転合格しやすい
私大は逆転合格しやすいです。
なぜなら何度も受験できてチャンスがあるからです。
国公立は基本的に1発勝負。それにたいし私立大学ならその気になれば全部で15戦くらいいけます。
D判定よりのE判定の合格率が20%だとすれば、5回志望校を受ければ受かる可能性はかなり高いということ。
しかもその志望校の個別入試の問題が得意なら楽勝です。
つまりこういうことです。
私立大学の逆転合格の方法は、
①その私大の問題を死ぬ気で対策する(赤本最低10年分)。共通テストはほぼ無視。
②志望校の学部を問わず、とにかく受けまくる
①に関して。
やはり志望校に特化した対策は最大の強みです。最低赤本10年分それぞれの学部ごとやってください。
また、青山学院など共通テストが必須でない大学なら、共通テストは対策しないでもOKです。
共通テスト利用入試は難易度が高すぎます。
②に関して。
言わずもがなです。合格率を上げる簡単かつ最強の方法は、挑戦回数を増やすこと。
出来る限りたくさん受けましょう。
たくさん受験するとなると金銭的な理由で親御さんは反対するかもしれませんが、このサイトを見せればきっと承諾してくれます。
国公立は一発勝負だから地道に努力し続けよう

国公立大学は私立と違ってチャンスが何度でもあるわけではないので、
基本的に一発勝負ですよね。
もちろん二次の対策を極めたり、共通テスト対策を頑張ることが一番重要です。
浪人もできず明らかに二次試験の問題が全く解けないとなると、志望校変更も考えたほうが良いかもしれません。
しかし先述した通り、現役生というのは受験直前に一気に伸びる場合もあります。
出来ればギリギリまで第一志望は変えずに頑張ってみましょう!!
もし志望校を変更するなら、自分の戦えるフィールドで戦いましょう。
例)英作文が得意だ⇒英作文が多く出題される大学を受ける
英文法が嫌いだ⇒英文法が出題されない大学を受ける
結論:逆転合格を勝ち取るには
E判定は普通。D判定よりのE判定なら過半数より上だと考えてOK。
私立大学
・受験回数を増やす
・志望校に特化した勉強
・共通テストは放棄
国公立大学
・地道に勉強
・もし今の志望校の問題が苦手なら自分のやりやすい別の大学を探してみる
まだ時間はあります。結局のところ努力は避けて通れません。
努力すれば、絶対に合格に近づきます!