
ついに明日、受験本番だ…。めっちゃ緊張する!!
受験シーズンが近づいてきたと思ったら、もう受験本番まで少しですね。
今回は、受験当日の食事や飲み物、起きる時間、やっておくべきことを紹介します。
私自身の実体験に基づくものや、研究に基づくものを引用して紹介していきます!
受験当日にやっておくべきこと 食事・飲み物・起きる時間編
食事
結構、食事をどうしようか悩んでいる方も多いと思います。
ぶっちゃけ、朝食も昼食も何を食べてもいいです。ただし明らかに消化の悪いもの(刺身など)は、控えましょう。
好きなものを食べましょう。ただし、食べすぎには注意してくださいね。
それでも不安という方は、消化の良いものを食べましょう。たとえば果物・サラダなどです。パンではなくご飯の方がオススメです。
ご飯には脳の唯一のエネルギー源である「ブドウ糖」を補給することができるからです。
勝負飯でも、ご飯を食べている人の方が圧倒的に多いようです。

普段朝食を食べない場合

おれいつも朝食食べないんだよなぁ…。
当日は栄養補給のために食べた方がいいのかな。
朝食を普段食べていない人はどうしたらよいのでしょうか。
結論から言えば無理に食べなくて良いです。変にルーティーンを崩すよりも、普段通りテストを受けるほうが良いでしょう。

でも朝食たべないとエネルギー出ないんじゃないの?
心配無用です。よくいろんな研究で「朝食を食べないと太る!」とか「朝食を食べている人の方が成績が良い!」と言われていますが、
最新の研究では朝食を食べない人に朝食を食べさせても、身体活動への影響はほとんどない
と2017年の研究で分かっています。
(出典:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0195666316310315)
もともと人間は、朝食を食べなかった
ここは興味のない方は読み飛ばしてください。
人類の進化の歴史において、1日の生活はどのようなものだったでしょうか。
朝起きて、獲物を捕まえたり、木の実やキノコを探していました。ようやく食料を見つけてきて、ご飯を食べれていたのです。
しかし現代は、朝起きた瞬間に朝食が出てくるわけです。
人類が誕生してから700万年、朝食が起きた瞬間に出てくるようになったのは農作や耕作が始めった7000年ぐらい前から。
つまり朝ごはんが出てくるようになったのは人類の歴史から見ればごく最近のことで、遺伝子レベルではこのような状況に未だに人類は慣れていません。
どういうことかというと、遺伝子レベルで見れば朝起きた瞬間に飯を食べるという事は異常で、慣れていないのです。
昔の狩りなどをしていた時代は、獲物や木の実など食料を見つけないと死んでしまいます。
だから空腹時は獲物を効率よく狩れるように、集中力が高まるように人間の身体は作られているのです。これは遺伝子レベルでは現代人もおなじです。
だから普段朝食を食べていない人は、無理して食事をする必要もないです。
飲み物

これは様々な研究に基づくと、水か炭酸水です。
様々な研究を紹介します。
まずはイースト・ロンドン大学とウェストミンスター大学の研究から。
知的作業に集中する前に約0.5lの水を飲んだ人は、飲まなかった人と比べて、14%反応時間が速くなることを発見しました。のどの渇いた人に対して実験を繰り返したところ、効果はもっとはっきりと見られました。
Subjective thirst moderates changes in speed of responding associated with water consumption https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnhum.2013.00363/full
さらに
水を25ml飲んだグループは集中力が12%向上、
水を300ml飲んだグループは集中力が23%向上
水なしのグル―プは集中力が1%低下
となりました。
また、記憶力も6%ほど上昇するとも。
喉が渇いても渇いていなくても、集中力が上昇するという事も分かっています。
また、慶応義塾大学とアサヒ飲料の共同研究で次のようなことも分かっています。
実験では、都内の健康な20~50代会社員男女52人を対象に、オフィスで3種類の飲料(強炭酸水、弱炭酸水、水)を飲用した時の脳波を測定。飲用前後で比較したところ、強炭酸水では「集中度」の値で有意に差があったという。アサヒ飲料らはこの脳波解析の結果から、強炭酸水の飲用後は水を飲用した時よりも「集中度」が高まることが認められたとしている。
食品産業新聞社 強炭酸水を飲むと「集中力が高まる」、脳波測定で数値化、アサヒ飲料と慶應大が共同検証
https://www.ssnp.co.jp/news/beverage/2019/11/2019-1128-1618-14.html
水よりも強炭酸水のほうが、より効果が高いようです。
しかし、試験中に強炭酸水はフタを開けた際の「プシュッ」という音がうるさいので、
気になる方は控えた方がいいかもしれません(笑)
水の有用性に関しては、あのメンタリストDaiGoさんも言及しているので時間のある方は見てみると良いかもしれません。
起きる時間

起床してから4時間後に脳が最も活発になるので、
試験開始が9時なら5時~6時には起きておきたいところ。
(出典:集中できるのは起床4時間後。そこに重要な仕事を合わせると効率は10%上がる https://www.businessinsider.jp/post-161309)
直前の勉強はほどほどに
実際に試験会場に入ると、周りの人達がめちゃくちゃ賢そうに見えます。
しかし焦る必要はありません。実際は周りにいる人の多くは凡人です(笑)
そして、直前の勉強はほどほどにしておきましょう。
それよりも、リラックスに時間を使うことも有効です。
試験会場についたら、まずはトイレへ
これは絶対にやっておくべきことです。会場についたらまずトイレに行きましょう。絞り出しに行ってください。
試験の時間に近くなれば近くなるほどトイレが激込みし始めます。
トイレの待ち時間は無駄の極みです。
さらに試験中にトイレに行くようなことになれば、かなりのロスになってしまいますからね。
チョコレートやエナジードリンクはあり?

結論から言えばアリっちゃアリです。ただエナジードリンクはリスクが高いです。
チョコレートは食後1時間に血糖値がピークに達しますが、そこから低下しはじめます。
血糖値の急激な低下は集中力に悪影響を及ぼします。

https://note.com/yukidiet/n/nd9a40926da61
なので、チョコレートを食べるタイミングとしては「この科目が勝負だ!」という試験開始の直前に食べることをオススメします。
エナジードリンクに関してはカフェインが多く含まれており、あまりお腹に強くない方はオススメできません。
カフェインには集中力向上の効果があり、その効果は4時間ほど続きます。
一方で利尿作用があり、トイレが近くなるのは注意です。

トイレ近くなったら試験に集中できねえじゃねえか!
というツッコミが入れられそうですね(笑)
オランダにあるトゥウェンテ大学のマールジャム・タック教授によると、
トイレには行きたいとしても、それがある一定以上の不快感を超えなければ、人はより良い決定ができるという研究結果を報告しました。
ちなみにこれはイグノーベル賞を受賞しています。
ある一定ラインを越えなければ、悪影響どころか良い影響を与えるようです。
しかし、正直、ハイリスクハイリターンなので微妙なところです。
モンスターエナジーの効果について、こちらで詳しく解説しています。
覚醒!?試験開始直前にできる、脳の活動を爆上げする方法

試験会場について椅子の座った!あとは試験問題用紙が配られて、試験開始の時間が来るのを待つだけ・・
受験経験がある方なら分かると思いますが、椅子に座って問題用紙が配られ、実際に入試が始まるまで結構な空白の時間があります。
この時間にやるべきこととして、手をグーパーグーパーしましょう。
は?と思うかもしれません。
しかし、手は第二の脳・露出した脳と言われており、脳と密接な関係があります。
手を動かしていると、動かしていないときと比べて脳の血流が10%上昇するとされ、なかでも親指が重要であると言われています。
グーパーをするときに重要なこととして、右手と左手で違う動きをしましょう。
具体的なやり方として
1.座ったまま、片手をグー、もう一方の手をパーにして構える。
2.掛け声(心の中の)に合わせてグーとパーを入れ替える。
ちょっとしたことですが、本当に効果があるので少しでも合格の可能性が上がると思って、やりましょう。
まとめ:いつも通り、淡々と試験を受けよう
今後の人生を大きく左右する可能性がある試験なので、みんな緊張しています。
緊張しすぎないように、これまで勉強してきたことを信じて受験しましょう。
緊張するな緊張するなと考えすぎると、逆に緊張しすぎてしまうのであまり考えすぎないようにしましょう!
今回は受験当日のやるべきことなどを紹介してきました。当たり前のことが多いですが、意外と入試前は当たり前のことができていなかったりします。
少しでも、この内容があなたの受験に役立つと嬉しいです。それでは、頑張ってください!